|
自分のパソコンがウイルスに感染したと思ったら、決して放っておいてはいけない。そのままでは、友人や取引先など、大切な人にウイルスを撒き散らすことになりかねないからだ。一刻も早くウイルスを除去しなければならないのだが、その瞬間に大きな問題が目の前に立ちふさがる。
ウイルスを除去するためには、インターネットから最新のウイルス定義ファイルをダウンロードしなければならない。しかし、インターネットにつながっていると、ウイルスを撒き散らしてしまう危険が高い。文字通り、にっちもさっちもいかない状況だ。
その膠着状態を解決する方法が右のフローチャートだ。
●何はなくともまずケーブルを抜き、メールアカウント情報を削除
感染が疑われたら、とにかく何はなくとも通信ケーブルを抜こう。感染メールを外部に送れないようにすることが先決だ。
そのうえで、メールソフトのアカウント情報を削除する。これは、多くのウイルスが、メールを送信するための基本設定をメールソフトから取得するためだ。メールソフトの設定を削除して再起動することで、ウイルスは必要な設定を入手できず、感染メールを送信できなくなる。
アドレス帳とインターネット・エクスプローラの一時ファイルを削除するのは、昨日も書いたように、Klezなどのウイルスがそこからメール送信先のアドレスを選び出すためだ。メール発信者名もこれらのデータから決めるウイルスがあり、送信者が特定しにくくなっている。なお、アウトルックとアウトルック・エクスプレス以外は独自のアドレス帳を持つため、ウイルスに利用される可能性は少ない。
ここまでの段階で、ウイルスは動いているとしても、感染メールが送れない状態になった。
そこで改めてケーブルをつなぎ、インターネットに接続できるようにする。なお、LAN経由でほかのマシンに感染するウイルスもある。LAN環境では、すべてのマシンでチェックが終わるまでは、必要なマシン以外はネットワークからはずしておこう。
ここまでしてインターネットに接続するのは、接続しないとそのウイルスを除去できないことがほぼ確実だからだ。
●ウイルス定義ファイルの更新かオンラインスキャンか
ウイルスの停止や基本的な除去には、ウイルス対策ソフトやインターネットのチェックサービスを利用することになる。
最近はウイルス対策ソフトが買えるコンビニエンスストアも増えていて、ウイルスが動き出してからあわてて買いに行きやすくなった。しかし、最新のウイルスに対応するためには、ソフトのウイルス定義ファイルをダウンロードしなくてはならない。
|